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sonic&trip-「AKIRAの文学音楽」

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2009年 03月 26日

はじめぼくは、ひとりだった。

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一昨日のアコースティックライブに来てくれた皆さん、ありがとうございました!

三人の編成でアコギで弾き語るということを本格的にやったのは実は初めてだったかなぁと思う。楽しい良い夜でした。アンコールはあの雰囲気だったら、最後にgood nightを歌えばよかったなぁ。今更だよねそんなの(笑)

弾き語りっていうのは、弾いて語るっていうけどFM福島のsonic特番に出たときに、「sonicは歌う、っていうより語る、ですよね」と言われ、なんか嬉しかった。そうか、そんな風に思ってくれる人がいるんだと思って。これからも弾き語り、大切にしたいと思う。


じゃあセットリストです。

1.橋の上
2.失われた言葉たち
3.光の届かない場所
4.I'm so tired.
5.Fear,Here,Hear.
6.タンバリンマン
7.違う次元での愛の話
8.素晴らしい世界
9.光る魚

でした。

440の店長さんが、「レイモンドカーヴァーの小説が好きなら、ロバートアルトマン監督のショートカッツを見て!」と終わった後、話して、本当に好きなものを人に薦めるときってみんなどうして誕生日の子供みたいな嬉しそうな顔するんだろうなぁって思った。今度、ビデオ屋に行ってその映画を早く見たいと思う。

彼女はその映画を思い返すように語ってた。今まさに見終わった後みたいに。良いものって、なんであんな風に人の中にいつまでも残ってるものなんだろう。

その点、僕がステージでレイモンドカーヴァーを紹介した時は、きっとあんな風には喋れてない。僕はレイモンドカーヴァーの小説を思い返しながら、ディズニーランドに行った次の日の子供のように喜んでそれを語ることはできなかった。

沢山の人相手に、まるで気心知れた相手みたいにリラックスして話すってどういうことなんだろう。沢山の人相手に、まるで自分の部屋で歌うみたいに歌を楽しむってどういうことなんだろう。
沢山の人相手に、を慣れていくっていう、ただそれだけのことなんだろうか。

by sonic-trip | 2009-03-26 03:43


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