2011年 06月 21日
こないだの週末に逗子で、「シタール」というインドの楽器を演奏するアーティストが、ホームライブをすると聞いて、はるばる行って来た。シタールを間近に聴ける機会はそうそうないものだ。 ちなみに逗子は初めてだった。 逗子は何となくのんびりしていて、ほっとした。 ジャックジョンソン聴きながら、電車に揺られ、一時間半。 アーティストはATASAという人。 チベットのシンギングボウル?(間違ってるかも…)、雲南省とかインドの笛、シタール、ディルバという楽器、と色々な楽器を弾く人だった。 彼の音楽は、調和、自然や神と一つになるためのもので、とても神秘的な音楽だった。どこか別の世界から聴こえてくるみたいだった。 夕暮れが青みがかっていく中で、彼の笛を吹くシルエットが美しかった。 ライブの第一部が終了すると、とんでもなく美味しいタンドリーチキンとかサラダとかチリ、といったお料理を頂きながら、僕はお料理を作ってくださった逗子のフラガールのお姉さん達や、日に焼けた地元のお兄さん達とおしゃべりしたり、ATASAさんにチベットのボウルの演奏法を教えていただいたりしていたわけだが、僕も音楽をやっているという話になり、第二部は一緒に演奏しようということになった。 それで第二部は僕も小さいジャンベを叩いてリズムを担当した。 それで最後はそこにあったギターを借りて、お料理のお礼に「静かな日々」を歌った。 ATASAさんが笛で演奏に参加してくれた。その日、一番歌いたい歌だった。 逗子の人たちはすごく暖かかった。 そういう人たちの前では自然に歌える。きっとそういうことって繋がり合ってるんだと思う。 震災にあってお家に帰れない人が沢山いる中で、僕たちの日常が戻っていて、というのはとても不思議だ。ATASAさんの音楽は祈りだったから、僕も祈った。多分来年までは、この不安と不思議が、自分の体の中にはいつもありながら、東京という日常を過ごすのだろう。 がんばろう日本、て東京ですごくいっぱい目につくけど、正直明日から僕は何をがんばればいいんだろう。こんなこと言うのは恥ずかしいことかもしれないけど、分からない。自分の底にある、感じても意味のないことだろうけど、平常に生きていることへの罪悪感を拭うこともできない。 #
by sonic-trip
| 2011-06-21 01:08
2011年 05月 02日
今年のゴールデンウィークは、通信教育の学校に通って、書道と漢文の授業を受けてる。 今日書道が終わる。朝9時半から夜6時半まで。 ず〜っと、書道。 こんなに人生でまた書道をやるなんて思いもしていなかった。 でも、段々楽しさが分かってきた。 線の一つ一つに気を通していく。 気脈の貫通、ということも、少しだけど感じれた。 清書は、歌を録音することと、共通する部分が沢山あった。 白紙の半紙の上に最初の筆を置く。 その強さ、太さ、勢い、全てが流れを作る。 あとは流れを感じながら、運ぶまま、そこに筆が通っていくように、気を通す。 自分でも思わぬ力で、はらったり、点を打てたり、とめたりできたときの快感がもの凄い。 歌も最初の一つ目の音に集中できたかで、後の全てが決まる。 書道でも途中意識が途切れると、一つの字にならない。 ただうまくいかないときは、うまくいかない。 そこも歌と一緒。どうしようもない。そういうときはカロリーメイトこっそりかじりながらボーッとしてるしかない。 三日間、授業は終わってみれば、あっという間だった。 かなりの駆け足で楷書、行書、隷書、篆書と基本を教えていただけた。先生は素晴らしい方だった。 今は「お〜い、お茶」なんか見ても、ん〜、素晴らしい遠近感と朗らかさ、なんて思える感性が身に付いた! 明日から漢文だ。怖いなぁ。どんな授業だろう。 #
by sonic-trip
| 2011-05-02 00:47
2011年 04月 09日
「安らぎ」と「二つの鼓動」の「星降る夜」のレコーディングの大半が終了! これで、アルバムひと通りの姿が見えてきた。 あとはミックスダウンや、少し残っている細かい作業をするだけ。 今日は演奏を噛み締めた。 とにかく音が録れて良かった。 #
by sonic-trip
| 2011-04-09 01:54
2011年 04月 07日
2011年 03月 29日
ここ2年間、手をつけられなかった小説がまた書けてきた。 地震が起こって、きっと地震の前の世界のことが過去になってしまったから、書けるのだと思う。 「失われた言葉たち」っていう中編が完成しそう。余震の中、ジャンパー着てスニーカー履きながら書いた。何か起きたらアルバムと小説プリントアウトしたもの、それとそのデータの入ったUSBだけ持っていこうと思って。家族との愛を書いた。 「Living On The Earth.」という曲も書いた。 急に浮かんできたと思ったら、初の全英語詞の曲になった。 ポールオースター、フィッツジェラルドの小説を去年原文で読んでたから、少し英語に慣れたのかもしれない。 スタジオも落ち着いたら、次のアルバムを完成させたい。 作品を作れることがどんなに幸せなことなのか。噛み締めながら作っていきたい。 #
by sonic-trip
| 2011-03-29 01:19
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